子育て中のパパ、ママにおすすめしたい絵本 

今回は絵本をご紹介させてください。

『すえっこおおかみ』

ラリー・デーン・ブリマー 作

あすなろ書房

2003年発行

お兄さん・お姉さんのように高く飛び跳ねたり、

速く走れない末っ子おおかみに対して、

お父さんおおかみは

「それでいいんだよ」

「大きくなったらできるようになるよ」

と声をかけてあげます。

そして、

「小さなどんぐりの実もやがて大きな木になるんだよ」と教えてくれる。

そんな、お父さんおおかみと末っ子おおかみのやり取りに

心温まる絵本です。

末っ子はどうしても、お兄ちゃん・お姉ちゃんと自分を比べて

あんな風になりたい!

と思うことも多いですよね。

時に憧れたり、時に嫉妬したり、時にできない自分に自信を無くしたり。

でもそういう時に、

お父さんから

「今はできなくても、大きくなったらできるから大丈夫だよ」

「今はそれでいいんだよ」

そんな声をかけてもらったら、

安心するし、自信を無くさずに済みますよね。

この絵本に出てくるお父さんおおかみは

子どもにかけてあげる言葉選ぶも、寄り添い力も

すばらしいのですが、

私が特に素敵だなと思った点が、

「現状を把握する」

ところです。

お兄ちゃんお姉ちゃんのようにできない、

という末っ子おおかみに対してお父さんおおかみは、

まず

「やってごらん」

と実際に走らせたり、ジャンプさせたりするんです。

当然、お兄ちゃんお姉ちゃんたちに比べたらできていないのですが、

子どもが今どれくらいできているのかを把握しようとする姿、

そして出来ていない部分を

「確かにそうだね」

などど言ったりすることもなければ、

「もっとこうしたらいいんじゃないかな?」

などとアドバイスすることもない。

全部ひっくるめて、

ただ、「それでいいんだよ」

と言ってあげる。

そういうことって意外と難しいんじゃないでしょうか?

私たちの日常でも、多くの本でも、

こういう場合つい親や大人は

「じゃあ高くジャンプできるように練習してみよう」

「お兄ちゃんにコツを教えてもらおっか」

といったように、出来るようになるために動くことが多いと思います。

それが有効な場合もありますし、

子どもも、早く目標に達成できて嬉しいですよね。

どうしたらいいか分からない子どもにとって、

親や大人がサポートしてくれるのは心強いこと。

でも時に、このお父さんおおかみのように

できない自分も全てを受け入れてくれて、

悠々と焦らずに待っていてくれる存在が

子どもにとって必要なのかもしれません。

この本ではお父さんでしたが、

お母さんでも、

おじいちゃん、おばあちゃんでも、

親戚、学校の先生、ご近所さん・・・

子どもたちの周りに一人でもそういう存在がいてくれるといいなあ

と思います。

絶賛育児中のパパ、ママはもちろん、

子どもに接する機会のある方にも

それぞれがまた違った受け取り方、感じ方ができる絵本だと思うので、

よかったらぜひ読んでみてくださいね📚

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