子どもが勉強するって当たり前?③
前回は、自分や周りの当たり前を一つ一つ改めて見てみる話をしました。
今回は続きで、
その次にやってもらいたいことです。
(前回の記事はこちらです。)

当たり前について見つめなおしたら、次は
子どもと話す。
話して欲しいことは、
①子どもがどうしたいか?
子どもの気持ちを聞く。
②ママがどうしたいか?
ママの気持ちを伝える。
③どうしたらいいか考え、実際にできそうなことを一緒に考えて決める。
一つずつ解説しますね。
前回の、今遊びに行きたい子どもと、まず勉強して欲しいママの例で考えてみます。
①子どもがどうしたいか、気持ちを聞く
「○○(子どもの名前)は遊びに行きたいの?」
「どうして遊びに行きたいのかな?」
「遊ぶとどうなるんだろう?」
「どうしたい?」
「勉強したくないのは、何か理由があるのかな?」
などと、現状と気持ちを聞き出します。
②ママの気持ちを伝える
「ママはまず勉強して欲しいんだ。」
「この前、後でやるって言って、結局宿題しなかったよね。」
「宿題してないと心配になっちゃうんだよね。」
「前、一緒にルール決めたけど、守ってくれてる?」
など、ママも気持ちを素直に伝えます。
③どうしたらいいか考え、実際にできそうなことを決める。
「○○(子ども)は△△(理由)だから、先に遊びたいんだね。」
「ママは△△△(理由)だから、先に勉強した方がいいと思ったんだよね。」
「○○(子ども)の言ってることも分かるよ。」
「じゃあ、どうしたらいいかな?」
「ママが手伝えることある?」
など、お互いが素直に話し合って、実際にできそうなこと、子どもがやりたいと思えることを決めます。
ポイントは、小さなはじめの一歩を決めること。
どんなに些細なことでもいいんです。
小さな、小さなことで大丈夫。
前回のワークで、ママは以前よりはずっと「当たり前」という思い込みから脱却できているので、
子どもの言い分にも耳を傾けやすくなっていると思います。
子どもの言い分って、ちゃんと聞くと、結構「そんな風に考えていたんだ」とか
「なるほどね」と思うことも多いんですね。
今回の例でも、
・ルールっていうけど、結局それってママが決めたようなものだよ。
・勉強は後からやるのに、先に遊んじゃいけない理由が分からない。
・そもそも何で毎日宿題とか勉強しないといけないの?
・学校で勉強してきてるんだから、帰ってきたら遊んでもよくない?
・ママは自分がやりたいことをさせてくれない。
・宿題やらなくても別に困らないから。
・勉強が難しいからやる気が出ない。簡単ならやる。
・ママが一緒にやってくれたらやる。
とか。子どもって色々考えているんです。
だから、子どもの「どうしたいか」本音を聞いてあげてください。
最後に話を聞くときの一番大事なポイントをお伝えします。
それは、子どもの話を
まず否定せずに受け入れてあげる
ことです。
やってみてくださいね。