日本のママは頑張りすぎている③ 習い事編

日本のママは頑張りすぎている。

3回目は子どもの習い事編です。


日本は子どもの習い事に力を入れている親御さんが多いと感じています。

早いお子さんだと、幼稚園入園前から習い事を始め、

幼稚園に入ると二つ以上は習い事をしている子が多いような気がします。

私の周りでは平日毎日習い事がある、というお子さんも、少数派ですがいます。

・語学は小さい頃から始めると良い

とか、

・これからの子どもたちにはプログラミングが不可欠と聞いた

とか、

・お友達がやっているから

とか、

・東大生が子どもの頃に習っていた習い事ランキングが目に入った

とか、

・いつかやらなきゃいけないなら、早いうちから習わせたい

とか、

色々な考えがあるし、色々な情報が溢れているので、

親としては習い事って気になってしまいますよね。

子どもの将来のために習い事をさせてあげることってすばらしいし、

無駄にはならないと思っています。

子どもの能力を伸ばしたり、学校とは違う人間関係に刺激をもらったり、

子どもの向上心につながったり、良いことはたくさんあります。

でも意外にも、海外だと習い事ってそこまで力を入れていない家庭が少なくないです。

日本だと一つの習い事を長く続けて、しかも複数やっているお子さんが多いですよね。

ベルギーではわりと短期間で習い事を変えることに抵抗はないし、

3つも4つもやる子はかなり少ないです

というのも、基本共働きなので、親が子どもの習い事の送り迎えにそこまで時間が割けません。

なので、週1、2回が限度ということなのでしょう。

中には、小さい頃からずっと同じ習い事を継続している子どももいます。

私の知り合いでもふたつの習い事をずっと継続している子がいましたが、

彼女は祖父母の力を借りていました。

できるだけ親の送り迎え負担が少なくて、

でも子どもが色々試せる習い事として人気なのが、

住んでいる自治体が開催しているものです。

これがすばらしいです。

もちろん内容に偏りはあります。

基本、ピアノなどの音楽系はなくて、スポーツ系やアート系になってしまうのですが、10種類ほどはありました。

学校経由で申し込みができる上に、

学校が誰がどの習い事か把握してくれていて、

送迎までやってくれるんです。

これが人気の理由。

放課後、時間になると先生が呼びに来てくれて、

徒歩やバスでそれぞれの習い事の場所まで送り迎えしてくれる。

親はいつも通りの、サポ―ト保育(延長保育、学童)と同じ時間に、いつもの学校まで迎えに行けばいい。

内容に偏りがある点がネックではありますが、ベルギーではスポーツ系の習い事が

圧倒的に人気なので、毎回席がすぐに埋まってしまうほどの人気です。

1回3ヶ月ほどなので、毎回同じ習い事に申し込んでもいいし、

都度変えて、気軽に色々試すのもあり。

年3回ほど募集がありますが、申し込み開始当日は電話がつながらないほどの人気。

一度、開始時間にかけてもずっと通話中で、やっとつながった時にはすでに埋まっていた、なんてこともありました。

それほど人気が出るくらい、忙しいママたちが使わない手はないんです。

これなら、ママの負担も少ないし、子どもは好きな習い事ができて一石二鳥

ママの負担が軽くなるサポート体制は、ここでも発揮されていたのでした。

これを知ってしまうと、日本での子どもの習い事が負担に感じてしまいます。

子どもがやりたいなら、子どもの可能性を広げたいから、

と思ってつい頑張りすぎてしまうママ。

子どものためとはいえ、ママの人生でもあるので、

ママが無理なく、子どもも楽しく!

を心がけましょうね!

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