子どもの行動に、あれ?と思ったときのヒント
少し前の話なのですが、
子どもが「動物園に行きたい!」と言うので
久しぶりに行ってきました。

前回行ってから2年以上経つので、半日くらいは軽く楽しめるかな?
と思っていたのですが、
一つの動物にかける時間の短いこと!!
子どもは行く前から見たいと話していた動物がいくつかあって、
その一つがウサギやハムスターなどの小動物。
行ってから分かったのですが、子どもは小動物を見たいのではなくて、
ふれあいたかったよう。
ふれあいタイムがやっていなかったこの日はガラス窓から見るだけで、
子どもはちょっと残念そう。
早々にその場を離れました。
お次はパンダ。
なんと40分待ちの列が!
もはやディズニー並み。
子どもに
「どうする?」
と聞くと、
「んー、パンダはそんなに見たいわけじゃないし、
40分並ぶなら他の動物見て過ごした方がいい。
次行こー。」
と。
その後もペンギン、キリン、像、トラなど
実にサクサク進んでいくんですね。
「かわいいね」
「舌が長くて黒いね」
「美味しそうに食べてるね」
と話はするのですが、早々にその場を離れるw
ずっとこんな感じなので、
私としては、「あれ?」と思うわけです。
子どもが行きたいというから来たし、
久しぶりの動物園なのに
あんまり楽しそうに見えないけど??
ゾウは、最初にアフリカゾウを見たからインドゾウはいいや。
と言ったり、
トラは30秒くらいで、「見てきたよー」と。
ゴリラも見なくていい、と言うんです。
でもね、唯一見飽きなかった動物がいたんです。
それはホッキョクグマ。
こちらもお目当ての一つだったのですが、
この日は結構混んでいて、人だかりが。
一番前が空くのを待って、ずーっと見ていました。
その期待に応えてくれたのか?
最初は寝ていたホッキョクグマも、起きて動いてくれて。
やっぱり嬉しいですよね。
動物が動いてくれたり、それを見て子どもが喜んだり真剣に見てくれると。
しばらく見てから次の動物に移ったのですが、
「もう一回ホッキョクグマ見たい」
と言って、引き返しました。
そうしたら今度はちょうど
フィーディングタイムに遭遇!!
これは引き寄せというのでしょうか!?
上の方から飼育員さんが投げる魚やお肉を上手にキャッチするホッキョクグマの姿に
子どもも私も周りもみんな歓声。
泳ぐ姿も見られて、大満足でした。
それで私は思ったんです。
私(親)目線だと、
久しぶりだし、せっかく来たんだから色んな動物見せてあげたい
と思ってしまいがち。
でも、それは必ずしも(私の)子どものためにならないんですよね。
(私の)子どもは動物園に行きたいとは言ったけど、
全ての動物を見たいとは一言も言っていないわけで。
単なる私の勘違いであり、思い込み。
日々生活していると、
親や大人の場合は長く生きてきて色々知っていたり、
子どもを喜ばせたいという気持ちがあるからこそ、
あれこれやってしまいたくなってしまう。
でも、子どもからすると、それが有難迷惑だったり、なんか違うんだけどな…
ということになりかねない。
結局、親が色々したくなるのは愛だったりするのですが、
子どもがそれに気づいてくれるのはもう少し先。
だから今は私たち親や大人が
「子ども目線」
を心がけてみませんか?
子育てでイラっとしたときはもちろん、普段から
「子ども目線」を少し意識してみると
イライラやモヤモヤが理解に変わるんですよね。
ママはこう思うけど、子どもはどうかな?
子どもなら、こういうときどうしたいかな?
そんな風に考えてみるといいですよね。
そして可能ならその時に、
勝手な想像ではなくて実際に子どもに聞いてみるとさらに◎です。
ママやお子さんの持って生まれた素質を知っておくのも
子育てにとても役立ちます。
気になる方はこちらを読んでみてくださいね