日本のママは頑張りすぎている⑤ お弁当編

日本のママは頑張りすぎている。

5回目はお弁当についてです。

私が日本の幼稚園で負担だなあと思ったことの一つが、お弁当作り。

私はかなり手抜きしている方ですが、周りのママたちの作るお弁当ときたら。

色どり、栄養ばっちり、バラエティに富んだお弁当を、ささっと作ってます。

SNSでもキャラ弁とか、それは美味しそうなお弁当の数々が見られます。

私はそれを見ても、すごいなあと思いながらも、自分ではやる気もないのですが、

みなさんどうしてそんなに頑張れるんでしょう?

もしかしたら、頑張っている自覚はなくて、

ただ楽しいからやれているのかもしれないし、

そういうものだと思ってやれているのかもしれない。

自分が親にやってもらってうれしかったから、子どもにもやってあげたい、という

思いのママもいるかもしれない。

海外でも日本のお弁当の素晴らしさを知っている人は結構いて、

BENTOと呼ばれレシピ本が出ていたり、

日本のママはみんな素晴らしい弁当を作っていると思っている人もいます。

私もフランス人に、

「あなたも、あの小さな箱に少しづつ色々なものを詰めた美しい弁当を作っているの?」

と聞かれたことがあります。

期待に沿えず申し訳ない、と心の中で思いながら、

「残念ながら、私は手抜きだ。」と答えたら笑っていました。

ベルギーで、私の子どもの学校は幼稚園から給食がありました。

ここが海外らしい多様性が垣間見られるところなのですが、

ランチは選択制です。(学校によります)

・給食を学校で食べる

・お弁当持参で学校で食べる

・家に帰って食べる

から選べます。

宗教や文化の違い、アレルギー、家庭の方針などから、

どうしてもみんなと同じものが食べられない子もいるので、

お弁当を持参する子もいます。

家に帰る子はほとんどいないので、

大多数は給食です。

しかも給食がチケット制なので、ある日は給食で、別の日はお弁当、

というのもあり。

給食は事前にメニューとアレルギー表をもらえるので、メニューを見てから

決められます。

また、低学年のうちはホットミールと呼ばれる給食が1種類のみ。

いわゆる日本の学校の給食のように、メイン、おかずから成るメニュー。

高学年からは、なぜかホットミールの他にサンドイッチも選べるようになります。

理由は分かりませんが、30センチくらいのバゲット1本使って作ってくれるので、

・低学年の子にはボリュームがありすぎる

とか、

・メニューがバラバラだと時間がかかる

からかなあ、と勝手に思っています。

このサンドイッチも、

ハム&チーズ、サラミ、ベジタブルなど、5種類ほどの中から選べます。

ベジタブルサンドって、タンパク質なし!?と一瞬思ってしまったことがありますが、

そうです、多様性です。

ベジタリアンの家庭があるんですね。

さすが考えられているなあ、と感心しました。

勉強して、お腹が空いた子どもたち。食事は楽しみたいですもんね。

ホットミールは毎月、一か国を決めて、その国にちなんだメニューが出るんです。

南アフリカ、ベトナム、スウェーデン、中国などなど毎月私の方がメニューを見るのが

楽しみになってしまうくらいです。

そして、お弁当派のママ。

こちらは確かに給食より手間はかかります。

が、日本のBENTOの感覚とは違い、基本一品メニュー。

・サンドイッチだけ

・サラダとパン

・パスタだけ

といった家庭が多いです。

そこまで頑張りすぎなくてもいいお弁当と、

学校が色々考えてサポートしてくれる給食。

これならママも安心して仕事や自分の時間が確保できますよね。

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