~⑥転入初日~
初めての日本の小学校登校日を迎えました。
前日から持ち物を確認。
荷物が多い…
ランドセルが重い…
何十年ぶりの小学校に
私が圧倒されてしまいそうでした。
その一方、
私は子どもたちのランドセル姿に
つい撮影大会。
落ち着いている子どもたちとそぐわず、
私はワクワク、そわそわ落ち着かない気分でした。

転入生の紹介。
これもまた、海外と日本では違っていて、
私たちがいた海外の学校では
転入生がいても
全校生徒の前で一人ずつ
紹介したりすることはありませんでした。
クラス内で先生が
「今日からこのクラスの仲間になった、
○○から来た○○です」
と紹介するくらい。
生徒には一言挨拶すら求められません。
でも日本の学校は、
まず朝会というものがあり、
そこで全校生徒の前で一人ずつ紹介され、
転入生に一言挨拶が求められる。
緊張しますよね。
我が家の子どもたちの場合、
日本の転入生の場面を見たこともなければ、
こういう場面での日本語の挨拶も
何を言ったらよいか分からない状況で、
いきなり文化の違いを感じた初日でした。
ただ幸い、みんな優しいし、さすが子どもたち。
すぐ仲良くなれるんですね。
みんなが話しかけてくれたり、
得意のコミュニケーション力で
早速お友達もできたそう。
帰ってきてから感想を聞くと、
結構楽しかった。
同じクラスの子とずっと喋ってた。
のだそうです。
私がお友達の名前を聞くと、
「分からない」
とのことでしたが、
名前を知らなくても楽しく話せただけで
いいよね!
もう一人のクラスは、
あまり転入生に話かけたりしない雰囲気だったようで、
「そんなに楽しくもなく、普通」
だったそうです。
それでもちゃんと行って、一日過ごして
帰って来ただけで素晴らしい!
心配はしていなかったけれど、
子どものたくましさに関心すると共に
日本語の学校を選んで良かったと
と思えた初日でした。