シンガポールの悲しい思い出① 前置き
私は今から15年ほど前、
シンガポールに住んでいました。
シンガポールでの思い出は95%良いものなのですが、
悲しい現実にも直面しました。
これはどの国でも起こりうることだし、
シンガポールだけが特別なわけではない。
しかも今から10年以上も前のこと。
私はシンガポールが好きだからこそ、
私が変なことを言ったせいで
誰かがシンガポールを嫌いになったり、
偏見が生まれてしまうのは避けたい。
そんな想いから
悲しい現実については今までほとんど
話していませんでした。
でも、それももう15年も前の話。
時代も変わったし、もう時効かな・・と思えるようになった。
それに私は悲しいけれど、みなさんがどう思うかは分からない。
だから書いてみることにしました。
シンガポールのワクワクする情報や
魅力的な部分は、もうみなさんご存じだと思いますし。
なので、私の一つの体験談として読んで下さいね。
くれぐれもシンガポールを嫌いになったり、
偏見を持たないでいただけると嬉しいです![]()

今はだいぶ状況が変わっていると思いますが、
当時のシンガポールは目覚ましい経済成長を
遂げている時代。
高層ビルが立ち並んだり、
マリーナベイサンズやカジノなど
キラキラした顔の一方で
貧富の差は確実に存在していました。
ある程度裕福な家庭はナニーやメイドと呼ばれる
お手伝いさんを雇います。
住み込みナニーも少なくはなく、
ナニーさん用の部屋が初めから用意してある家も
あります。
悲しい思い出の一つ目はこのナニーについて。
私は、
各家庭には仕事や体調、出産など色んな事情があるので、
ナニーを雇うこと自体は問題ではないと思っています。
問題は、
ナニーに対する扱いがその家庭によって違うところ
です。
私、見てしまったんです。
酷い対応をされるナニーを。
思い出すと悲しい気持ちになるのですが、
次回書きますね。


