人と一線を引いていた私が変わったきっかけ③ 就職
三つ目は、就職です。
一つ目、二つ目と順番は前後しますが、
就職もきっかけになりました。

私は新卒で入社した会社が
ありがたいことに自分に合っていたんですね。
多くの人が会社ではそれなりに
不平不満やストレスを抱えたり、
当り前に残業したり、
人間関係に悩む中、
私はほぼそれがありませんでした。
というのも、
私は就職活動で苦労した分、
もう自分の中で「無理しない」「楽しむ」
と決めていたからです。
また、
「会社だけが自分の居場所ではない」ということを
認識していたことも大きいかもしれません。
入社当初からそんな態度でいいのか、
という声もあるかもしれませんが、
私にとっては良い結果につながりました。
毎日来たい服を着て、
(色は抑え目でした)
自分の人生のやりたいことを優先するために
入社1年目から定時退社の徹底。
上司にも部下にも、
失礼のない範囲で、自分らしく振舞いました。
すると、周りも緊張しないからか、
すぐに打ち解けられたり、
良い関係が築ける。
飲み会にも誘ってもらえたりする。
そして、もっともっと仲良くなれる。
人はみんな、どんな人でも
会社では見せない顔、
素敵なところ、
優しいところ、
弱み、
があったりするもの。
会社では怖い課長も、
実は家ではお父さん。
休日は子どもと遊んでいたりするんです。
そういう面を知るだけで印象が変わりますよね。
お互いに無理せず、色んな面を知れると、
居心地がもっと良くなる、
ということをこの就職経験から学びました。
自分が一線を越える、というよりも
自分らしさを出す。
無理しない。
飾らない。
それが結果として、
一線を引かなくて済むようになった、
のだと思います。
つづく